100年記念第94回パイクスピークインターナショナルヒルクライム
奴田原文雄(230 SAMURAI SPEED)、クラス5位で完走を果たす!
2016年6月26日、100年の歴史を誇る世界で最も過酷なヒルクライム第94回パイクスピークインターナショナルヒルクライムが行われ、トヨタ8614R-60で参戦した奴田原文雄(参戦チーム名:230 SAMURAI SPEED)は、全参加者の中でも最もローパワーと言われるマシンで果敢に走りきり、タイムアタック2プロダクションクラス5位で完走しました。
6月20日の公式受付とテクニカルインスペクションから今年のパイクスピークインターナショナルヒルクライムのレースウィークがスタート。
翌日21日から全長約20キロのコースを3セクションに分けて走行する公式練習では、奴田原も4年振りの参戦とあって入念に走り込みを行い、コースの慣熟やマシンセッティングを行いました。
7%の平均勾配が20キロも続くワインディングロードで勝利をつかむためには強力なパワーが必須であり、エンジン出力で大きく劣るマシンで好タイムをマークするにはドライバーの無駄の無いマシンコントロールが重要と言われます。
4日間の公式練習において、徹底的なスムースなドライビングスタイルを検証すると同時に、決勝に向けてチーム一体となりセッティングを煮詰めてきました。
好天にも恵まれ100年記念大会と言うこともあり早朝から多くの観客が詰めかけた6月26日の決勝当日、ゼッケン230のサムライデザインを纏った86は、午後2時43分にスタート。
勾配がさほどきつくなく高速コースであるロワーセクションはライバルマシンに引けを取らない走りを見せたものの、ミドル、アッパーセクションと急勾配が続くセクションではパワーの差は如何ともしがたく、12分33秒139でチェッカーを受けました。
奴田原文雄のコメント
「無事に走り切ることができてほっとしています。やはり、パワー不足はいなめませんでしたが、これは走る前からわかっていたことなので可能な限りスムースで丁寧な走りを心がけました。来年は優勝争いに加わることができるようなマシンで参戦したいと思っています。最後に応援していただいたファンの皆さま、そしてご支援いただきましたスポンサー企業の皆様に心から感謝いたします。」
第94回パイクスピークインターナショナルヒルクライム タイムアタック2プロダクションクラス結果
1位 ニック・ロビンソン ACURA NSX 10分28秒820
2位 ケビン・ウェスリー Dodge VIPER 10分39秒964
3位 ステファン・リーヴス Dodge VIPER 10分56秒876
4位 ジェフ・ディメイド MITSUBISHI LANSER Evo 11分32秒243
5位 奴田原文雄 TOYOTA86 14R-60 12分33秒139
6位 キャッシュ・サイン FORD MUSTANG DNF